第4回 いつも2人で ー後編ー
第4回は、前回に引き続き、1967年の映画「いつも2人で」のジョアンナ(オードリー・ヘプバーン)ファッション。
このトレンチコートスタイルを見て思い出しました。
20年くらい前にオードリー・ヘプバーンの回顧展があり、遺品も展示されていて、長く大切に着ていたというバーバリーのトレンチコートと、ラルフローレンのボタンダウンシャツが何色かクローゼットの中に展示してあったのですが感激してしまった。というのも、よぉ〜く見るとコートもシャツも袖口がかなりクタクタで、本当に着倒したんだなぁ…という感じだったのです。他にもフェラガモの靴やイニシャル入りの黒いシンプルなハンドバッグなどなど…舐めるように見入ってしまいました。
大人になったら…お気に入りの定番だけを長く着続け、イニシャル入りの小物やバッグ、そして自分に似合う定番の靴……あぁコレよコレ!コレだ!!と若い頃強く何か(言葉で言い表せられない)を誓ったのを思い出しました。
夫の仕事に怠そうに同行するジョアンナ。その時の全身白スーツスタイルです。前回登場した昆虫みたいなドでかサングラスと。
足もとが映らないので想像で描いたのですが……何を履いているのでしょうか?この時代のファッション誌風で言うと、白いエナメルのショートブーツかなぁ…とも想像してみたのですが…
今でもすぐ取り入れられそうなカジュアルファッション。ジョアンナが持っている旅行鞄ひとつひとつチェックしてインプットしては、似たようなものがないかずっと探し続けています。
これも一瞬何気なく登場するシーンなのですが見逃せないシャツスタイル♡
ドレスを描くとテンションが上がるのはいくつになっても変わりません…
10代の頃、ブリジット・バルドーやフランソワーズ・アルディが着ている写真に目を奪われたパコ・ラバンヌのこのドレス。
これに似たポシェットを昔大事に持っていたのを書きながら突然思い出しました。どこ行ったんだろう??
10代の頃は似たものを追いかけて、シルバースパンコールの靴とか、古着屋さんで見つけてはファッションショーごっこをしていました。
クルマの中で朱色のシャツからこのワンピースに着替えるシーン。「ティファニーで朝食を」でもササッとクルマの中で着替えるシーンがありましたが、この行動すら真似したかったほど(勘違い…)。時間がなくてパッパッと着替えているのに素敵!に憧れます。この時の左右違う色の大ぶりのイヤリングがまたドレスにピッタリで。色で遊びたくなります。
…と、時間切れです。
まだまだまだここに描ききれていないファッション(マリークワントとか!)もあるのですが、何かの機会にメモしておこうと思います。
次回もお楽しみに!次の更新は8/1の予定です。
Rie.